中絶手術について
当院の考え
次の妊娠のことを充分に考慮して、 実績のある病院・クリニック施設に受診することがなにより大切だと思います。
子供を授かるということはすばらしいことではありますが、妊娠とわかったものの、いろいろな事情によって残念ながら中絶を選択せざるを得ない状況があります。
諸事情によりご出産を選択出来ない人のために、日本では母体保護法等法律があり、この法律に基づき人工妊娠中絶の手術が行われます。
中絶手術は妊娠したとわかった時に、なるべく早く医師に相談し、決断しなければなりません。
少しでもお役に立てればと思いますので、一人で悩まずにまずご相談ください。
中絶手術の流れ
妊娠を中絶するには法的に定められた時期があります。
当院では、妊娠12週までの方を対象に、日帰りで全く痛みのない無痛中絶手術を心がけています。
12週を過ぎると母体内の赤ちゃんがある程度大きく成長しています。
11週までは入院を必要とせず、外来手術で麻酔後数時間で帰宅できます。
また、12週を過ぎて21週までの場合、数日間の入院が必要になります。
※金額に関しましては週数・単胎/双胎によって異なります
~11週6日まで(140000円)・12週~21週6日まで(550000~700000)
人工中絶のリスク・副作用について
腹痛、出血、絨毛遺残、子宮頚管損傷、子宮内感染や癒着、子宮穿孔、麻酔に伴う合併症(血圧低下、呼吸抑制)の可能性があります
ピルとは
経口避妊薬をピルと呼びます。
ピルはほぼ確実な避妊ができるので、望まない妊娠を避けることができます。
また可逆性があるので、のむのをやめれば、妊娠が可能になります。
またピルをのむことで、月経周期が一定になり、月経痛が緩和します。
月経が始まる日が固定されるようになるので、旅行や買い物、仕事や試験などのスケジュールが立てやすくなり、クオリティオブライフ(QOL)を高めることができます。
ピルは、女性の生活をより快適にする1つの選択肢であり、生活設計をサポートすることができる、いわば「ライフデザインドラッグ」といえます。
当院取り扱いのピル一例
アンジュ(1シート2800円※初回のみ3000円)
マーベロン(1シート2800円※初回のみ3000円)
トリキュラー(1シート2800円※初回のみ3000円)
ピル使用時のリスク・副作用について
吐気、嘔吐、頭痛、乳房の張りや痛み、不正出血等の副作用が出たり、血栓症のリスクが高まったり、乳がんや子宮頸がんになる可能性がわずかに高まります。
アフターピルとは
最近、緊急避妊法として、モーニングアフターピルというものをよく耳にするようになってきました。
モーニングアフターピルとは、レボノルゲストル錠(旧ノルレボ)という緊急避妊薬や、中容量ピル、若しくは低容量ピルを一度に多量(通常の4~8 倍)に摂取する方法で、通常のピルの摂取方法と比較して多量の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)を摂取する事で、強制的に女性の状態 を妊娠しない状態へ持っていく方法です。
摂取方法としては、レボノルゲストル錠(旧ノルレボ)であれば性交の避妊失敗後(72時間以内)に1錠で済み、中容量ピルの場合は、性交避妊失敗後(72時間以内に)2錠、その12時間以内に2錠摂取します。(金額12000円)
アフターピルのリスク・副作用について
ピルの副作用に加えて、避難自体が失敗する可能性があります。